

・【「事後集計」による36協定超過リスクと毎月30時間の手動残業計算】
リアルタイムで勤怠が把握できず、月末の勤怠締め時に初めて36協定超過等のリスクに気づく事後対応に。毎月中旬からCSVを抽出し、営業日数と実績から手動で着地予測を計算・個別連絡する作業に毎月約30時間を費やしていた。
・【PCログの死角と突合作業の重工数】
一部雇用形態における客観的記録の不足により、全社一律での労務管理・コンプライアンス体制の維持に課題があった。勤怠管理とPCログシステムとの突合作業にも毎月16時間(2営業日)を費やし、不備確認から締め完了まで6営業日を要していた。
・【「通知疲れ」と若手マネージャーの管理不足と関数の壊れるスプレッドシート運用】
従来システムのメンションの大量通知によりリマインドが形骸化。マネージャーがチームメンバーの勤怠が一元把握できず、確認・調整アクションにつながらなかった。さらに残業申請や乖離回収などを8種以上の個別スプレッドシートで管理していたため、組織拡大に伴い限界を迎えていた。
・【「予防管理」を実現する見込み残業の可視化とスマート通知】
当月の着地見込みを一目で把握できる残業レポートと、ノイズを排除しアクションを促すわかりやすいSlack通知設計。
・【アルバイト含む全社の打刻×PCログの一元管理】
外部連携に頼らず、同一システム内でPCログ取得から乖離理由の回収まで完結し、労務ガバナンスを担保できる点。
・【1,600名超の複雑な組織に対応する柔軟性と「とんでもない開発スピード」】
雇用形態変更時の有休付与や複雑な承認ルート、多角的なデータ運用に対応できる強固なシステム基盤と、ユーザーの声に応える圧倒的な開発力・伴走姿勢。
・【労務リスクの事前未然防止と「現場自律」の定着】
労務が個別連絡する前に、マネージャーが自発的に残業見込みを把握して稼働調整を行う「自律的な運用」へ変化。
・【1,600名超の組織を「労務実質1〜2名」でスムーズに回せる体制の構築】
確認・突合作業の自動化や不備の劇的減少により、1,600名超(アルバイト含め約2,000名)の勤怠管理を労務実質1名(+サポート1名)で余裕を持って運用可能に。
・【毎月16時間の突合作業とスプレッドシート管理の全廃(完全自動化)】
勤怠とPCログの突合作業(16時間)がシステム内で自動完結。残業申請、休日出勤、PCログ乖離回収、有給管理などの複数スプレッドシート運用を全廃し、手動工数を劇的に削減。
急速な組織成長を遂げるメガベンチャーにおいて、従業員の増加に伴う労務ガバナンスの構築は極めて重要な課題です。特に1,000名を超える規模になると、従来の「事後集計」による労務管理では、36協定違反やサービス残業といったリスクを防ぐことが難しくなります。
スキマバイトアプリ「タイミー」を展開し、社会のインフラとして急成長を続ける株式会社タイミーでは、従業員数が150名規模から1,600名超(パート・アルバイトを含め約1,700名規模 2026年9月時点)へと拡大する中で、従来システムの限界に直面していました。勤怠管理とPCログの分断、スプレッドシートによる膨大な手動業務、そして「通知疲れ」による現場マネジメントの形骸化という壁を突破するため、「バクラク勤怠」の導入を決定しました。
「単に時間を集計するツール」から「現場が自律的に36協定を守るための予防管理ツール」へと刷新し、上場企業に求められるガバナンス強化とバックオフィスの圧倒的な効率化を両立させたプロセスについて、株式会社タイミーの労務グループ 労務チームリーダー 上西様にお話を伺いました。
——まず、バクラク勤怠を導入される前の状況と、当時の課題について教えてください。
上西さん: 当社は従業員数が150名規模だった時代から一気に1,600名超、アルバイトも含めると約2,000名を超える規模へと急成長を遂げました。しかし、利用していた勤怠管理ツールは150名時代に導入した旧来のシステムであり、組織の急拡大に伴ってさまざまな課題が生まれていました。
最大の課題は、勤怠管理が月末の「事後集計」になっていたことです。リアルタイムで当月の残業見込みや36協定の超過傾向を把握することが難しく、月末締め作業の段階になって初めて「36協定の上限ギリギリまで達している」「違反のリスクがある」といった事態に気づく状態でした。労務としては「いかに法令違反を発生させないか」「違法ラインの手前で事前に止められるか」がミッションであるにもかかわらず、対応が常に後手に回っていたのが非常に大きな悩みでした。


——現場のマネージャーや従業員とのコミュニケーション、業務フローの面ではどのような課題がありましたか?
上西さん: 当時、事後対応を防ぐために月中の10〜11営業日頃から毎日、システムからCSVを抜き出し、経過営業日数と実績から「この人は超過するであろう」という見込みを手動で計算していました。そして対象となる40〜50名に対して、Slackで氏名をズラッと並べて個別に注意喚起を送る作業に、毎月約30時間もの工数を費やしていました。
しかし、現場のマネジメント層には若手や管理経験の浅いマネージャーも多く、勤怠システムに自発的にログインして配下メンバーの勤務状況を確認する習慣がついていませんでした。また、当時のシステムからの通知は長文のメンションが大量に届く仕様だったため、現場で「通知疲れ」が起き、重要な警告が見落とされて形骸化していました。
また、PCログと勤怠打刻との連携にも課題がありました。当時は勤怠管理とPCログ管理は別々のシステムを利用していたのですが、PCログの取得対象が正社員等の一部のみに限られており、約380名在籍するアルバイトスタッフのログが取れていないという「ガバナンス上の死角」が存在していました。
ツールが分かれていることで、勤怠打刻実績とPCログの突合作業だけで毎月16時間(約2営業日)を費やし、不備の個別連絡や乖離理由の回収を含めると、勤怠締めまでに6営業日ほどかかっていました。
さらに、残業申請、休日出勤申請、PCログの乖離理由回収、有休5日取得義務の管理、36協定超過傾向の管理など、あらゆる管理業務をスプレッドシートで行っていたため、従業員数が増えるにつれてデータ量が膨大になり、スプレッドシートの関数が動かなくなるなど、手動運用の限界に直面していました。


——そうした課題の中で、次のシステムとして「バクラク勤怠」を選ばれた決め手は何だったのでしょうか。
上西さん: 比較検討において圧倒的だったのが、「UI/UXの分かりやすさ」です。テスト導入時に画面を見た瞬間、「これなら従業員目線でも直感的に使える」と確信しました。残業時間や有給休暇のステータスが一目で視認でき、各種申請もシステム内で完結します。
選定において重視したポイントは以下の3点です。
また、すでに社内で経費精算等の「バクラク」シリーズを利用していた信頼感や、大企業特有の複雑な承認ルートへの対応力、そして相談した課題に対して圧倒的なスピードで機能を改善してくれる開発力とCS(カスタマーサクセス)の伴走姿勢も大きな後押しになりました。


——導入後、現場のマネジメントや労務管理の「質」にはどのような変化がありましたか?
上西さん: 最大の変化は、「事後把握」から「予防管理」へのシフトが実現し、現場が自律的に36協定を意識した働き方ができるようになったことです。
バクラク勤怠の「残業レポート機能」によって、日々の実績から当月の着地見込み時間がリアルタイムに予測・可視化されるようになりました。さらにスマートなSlack通知により、上限に近づく前にマネージャーへアラートが飛ぶため、チーム内での事前稼働調整が可能になりました。
以前は労務からマネージャーへ長時間労働の注意喚起を行い、そこからマネージャーがメンバーに連絡する…という流れでしたが、今では「労務が個別連絡をする前に、マネージャー自身が残業レポートを見てメンバーに稼働調整の連絡を入れてくれている」というケースが当たり前のように発生しています。
知識や経験にばらつきがある若手マネージャーであっても、残業レポート機能を見るだけで誰のアクションが必要かを優先順位付けできるため、労務リスクを未然に防止する「自律的な労務管理体制」が現場に定着しました。
——コンプライアンスやガバナンスの観点では、どのような効果がありましたか?
上西さん: 約380名のアルバイトスタッフも含め、全従業員のPCログと打刻実績をバクラク勤怠上で一元管理できるようになりました。これにより、これまで存在していた「ガバナンスの死角」が完全に排除されました。
従業員自身も、出勤簿上で自分の打刻とPCログの乖離を視認できるため、「正しい勤怠を入力しなければならない」というコンプライアンス意識が自然と高まりました。
また、以前はPCログの乖離理由を手動入力してもらい、毎月16時間かけてExcel突合していましたが、現在はシステム内で自動完結しています。未払い残業リスクを防止しつつ、突合作業工数を削減できました。監査対応においても、リアルタイムかつ正確な情報を即座に出力できるようになり、経営陣や社外に対するガバナンスの安心感が飛躍的に向上しました。


——業務工数の削減や、バックオフィス全体の効率化については実感されていますか?
上西さん: 勤怠管理に紐付いていた8種以上の膨大なスプレッドシート運用が、バクラク勤怠への統合によってほぼ「ゼロ」になりました。
特にアルバイトの複雑な有給管理や、アルバイトから正社員への雇用形態変更時の有給付け替え、大企業特有の複雑な承認ルート設定など、従来手作業で行っていた業務がシステム内で完結・自動化されました。
以前は全体の2〜3割(300〜450名分)に何らかの勤怠不備が発生していましたが、バクラク勤怠の分かりやすいUIとエラー表示、自動アラートにより、従業員自身が提出前に気づいて修正するようになり、不備自体が大幅に減少しました。
結果として、1,600名超の規模でありながら労務担当実質1名(+サポート1名)で勤怠管理を無理なくスムーズに運用できる体制が整いました。締め作業に追われる時間が削減されたことで、浮いた時間を「社内業務の標準化」や「AIを活用した業務効率化の調査・実行」といった、より戦略的な全社DXの取り組みへ投資できるようになっています。


——今後の展望と、導入を検討されている企業様へのメッセージをお願いします。
上西さん: 今後は、従業員一人ひとりがシステムを見るだけで自身の勤務状態を完全に把握し、自律的に勤怠をコントロールできる状態をさらに突き詰めていきたいと考えています。打刻のズレや入力漏れそのものをゼロに近づけ、日常的に正しいデータが蓄積される健全な運用基盤をタイミー全体で強固にしていきます。
組織が急拡大していく局面では、過去のつぎはぎの運用や手作業の継ぎ足しでは、どこかで必ず限界が訪れます。労働時間の適正把握や客観的記録の取得など、大企業として求められる労務ガバナンスは、システム側で仕組み化することが不可欠です。
「バクラク勤怠であれば、従業員数がどれだけ増えても対応できますし、勤怠において発生しうる労務リスクを網羅的に防ぐことができます」
システムの限界を感じて悩んでいた時期に、単なるツールの提供にとどまらず、根本解決に向けて伴走してくれたバクラクのサポート体制も非常に心強い存在でした。タイミーのように急速な組織拡大の中で労務管理やガバナンスに課題を抱えている企業様に、ぜひお勧めしたいプロダクトです。


圧倒的な使いやすさで、打刻‧勤怠管理の負担を削減する「バクラク勤怠」を詳しくご説明した資料です。バクラク勤怠が解決できることをご案内しております。


企業の勤怠管理の現状を把握するため、タイムカード以外の方法で自身の勤怠打刻を行う従業員541名を対象に、「勤怠管理に関する実態調査」を実施しました。
今後の企業様の勤怠管理を効率化・生産性向上に活かせるヒントが得られる調査概要になっております。

