法人カードの選び方|比較すべき5つのポイントを解説
- 記事公開日:
- 最終更新日:2024-09-26
法人カードは、自社に合ったカードを選ぶことが重要です。なぜなら法人カードの利用によって付帯サービスを充実させたいのか、追加カードやETCを必要枚数発行したいかなど、自社の課題や目的によって適したカードが異なるためです。
そのため法人カードを選ぶ際は、複数のカードを比較し検討しなくてはいけません。本記事では、法人カードの選ぶ際に比較・確認すべきポイントを詳しく解説します。
【法人カードを選ぶ前に】知っておくべき法人カードの種類
法人カードには大きく分けてコーポレートカード、ビジネスカード、パーチェシングカードの3種類があります。
コーポレートカードとビジネスカードは、どちらも企業の経費全般の支払いを目的としたカードです。一般的に、コーポレートカードは従業員が20名以上の大手企業向け、ビジネスカードは従業員が20名以下の中小企業や個人事業主向けとされています。
パーチェシングカードは、コーポレートカードやビジネスカードとは異なりサプライヤーとの企業間取引(BtoB決済)に利用されるクレジットカードです。
▼法人カードの種類について、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
「法人カードとは?種類やコーポレートカード・ビジネスカードの違いを解説」
法人カードを選ぶときの比較・確認ポイント
法人カードを選ぶ際には、年会費だけではなく利用限度額、追加カードやETCカードの発行枚数、ポイント還元率、付帯サービス、国際ブランドのシェア率やセキュリティ性に注目して比較をするとよいでしょう。
利用用途や目的に合っているか、各項目に対して年会費のバランスがとれているかなどを確認して、法人カードを検討してみてください。
①想定される経費の額と利用限度額があっているか
カード利用限度額がどれくらい必要であるかをしっかり把握した上で、法人カードを選びましょう。一般的に、法人カードの限度額の設定は、1か月に使用する経費の2〜3倍程度が目安です。
毎月経費の変動が大きい会社の場合は、利用額が想定しにくいため、限度額に一律の制限を設けていないカードがおすすめです。また、将来的に事業の拡大を見込んでいる企業や個人事業主は、カードを選ぶ際、発行後に限度額の引き上げが可能かを確認しておきましょう。
▼法人カードの限度額については、こちらの記事で詳しく触れています。
「法人カードの限度額の決まり方は?目安や引き上げ方法・個別設定の考え方も解説」
②追加カードやETCカードが必要な枚数発行可能か
必要な枚数の追加カードやETCカードが発行できるかを確認しましょう。法人カードによっては、追加カードやETCの発行枚数に上限がある場合や、枚数に応じて費用が掛かる場合があります。
とくに、大企業のように多くの社員に追加カードやETCカードを付与する場合、発行枚数の上限や費用は重要な比較ポイントです。なお追加カードやETCカードのコストを抑えたい場合は、年会費無料で追加できる法人カードがおすすめです。
▼追加カードについては、こちらの記事で詳しく触れています。
③ポイント還元率の高さはどのくらいか
法人カードを選ぶ際、経費の支払いを少しでもお得にしたい企業や個人事業主は、ポイント還元の有無や還元率の高さを比較するのがおすすめです。一般的な法人カードのポイント還元率は0.3~0.5%、ランクが高いカードの中には還元率1%にもなるものもあります。
高還元率カードを選ぶことで、利用金額に応じてポイントを貯めることが可能になり、オフィスの備品と交換ができるなど、経費削減に大きく貢献できます。
ただし、高還元率なカードは年会費が高い傾向があるため、年会費以上のポイント還元を受けられるかどうか、よく検討する必要があります。
▼法人カードのポイント還元については、こちらの記事で詳しく触れています。「法人カードのポイント還元と活用方法」
④ビジネスに必要な付帯サービスが充実しているか
自社のビジネスに役立つ付帯サービスがあるかも、法人カードを選ぶポイントのひとつです。単に付帯サービスが多いか少ないかで選ぶのではなく、自社にとって必要かどうかを確認しましょう。
法人カードには、様々なサービスや特典が付帯されていますが、必ずしも全てが自社にとって必要とは限りません。例えば、海外出張が多い会社であれば、海外旅行保険や空港ラウンジ利用が付帯されたカードが適しています。一方で国内営業が中心の企業にとっては必要性の低いサービスとなります。
注意点はポイント還元同様、付帯サービスが充実しているほど、年会費も上がることです。法人カードを選ぶ際は、自社に適した付帯サービスと、年会費のバランスを考えることが大切です。
▼法人カードの付帯サービスについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。
「法人カードで利用できる付帯サービスとは?主な種類と注意点を解説」
⑤国際ブランドのシェア率やセキュリティ性も考慮
法人カードを選ぶ際には、国際ブランドのシェア率とセキュリティ性も比較しましょう。
シェア率の高いブランドは、世界中のより多くの場所でカードを利用できるだけなく、海外でのサポートが充実している傾向が高いです。とくに海外出張が多い企業にとっては、海外での利用頻度が高いため、国際ブランドのシェア率やサポートは重要なポイントとなります。
また、法人カードは高額な取引に使用されることも多いため、セキュリティ対策も重要です。ナンバーレスカードやリアルタイム利用通知などの独自のセキュリティ対策を導入しているカード会社もあります。法人カードのセキュリティ対策は常に進化しているため、最新情報をカード会社のウェブサイトなどで確認し、安全性の高い法人カードを選びましょう。
おすすめの法人カード「バクラクビジネスカード」
法人カードは、自社の解決したい課題や目的によって適したカードが異なります。そのため、複数のカードを比較し、必要なサービスや利用条件、セキュリティがある法人カードを選びましょう。
バクラクビジネスカードは、初期費用・年会費が掛からないため無料で始めることができます。年会費無料ですが、機能も充実しており、電子帳簿保存法・インボイス制度にも対応しています。
ここまで説明した法人カードの選び方のポイントについて、バクラクビジネスカードを例に見ていきましょう。
追加カードの発行上限数・追加費用なし
バクラクビジネスカードは、発行枚数に上限がありません。そのため社員に渡す追加カードが不足する事態も避けられるでしょう。
カードの発行手数料は、リアルカードは発行枚数ごとに費用が掛かります。バーチャルカードなら、何枚でも無料発行できるので追加費用は掛かりません。
高い利用限度額
バクラクビジネスカードは利用上限枠が通常の法人カードと比べて高めに設定されています。上限金額は1か月あたり最大2億円となっており、高額サーバー費、広告費などの高額経費にも対応が可能です。
年会費無料でもキャッシュバックや特典・補償などのメリット多数
バクラクビジネスカードは、決済金額の1%がキャッシュバックされます。付帯サービスは不正利用被害時の補償、海外出張時の傷害保険の加入が可能です。さらに会計ソフトとのAPI連携(freee会計、マネーフォワードクラウド会計)に対応しています。
法人カードを徹底比較した資料のご紹介
与信枠の不足や明細の連携の遅さ、法令対応の進捗の遅れなど、法人カードに関する業務にお困りの方に向けて、5社の法人カードを徹底比較した資料を作成いたしました。
本資料では年会費やポイント還元率だけでなく、インボイス制度や電子帳簿保存法の法令対応や経理処理の手間に対する評価を比較表を交えてわかりやすく解説しています。また、クレジットカードとプリペイドカードとの違い、バーチャルカードとパーチェシングカードとの違いなども解説しています。法人カードの導入をご検討の方、現在ご利用の法人カードからの乗り換えを検討中の皆様はぜひ資料をご覧ください。