・事業や人員が増加しても、スムーズに業務が回る仕組みを初期段階で構築したい
・事業拡大期における月次決算対応での長時間残業やミスを避けたい
・日々の支払いが発生する部署で、従業員の立替負担を減らしたい
・直感的な操作性により、従業員がすぐに使いこなせると感じた
・支出管理をバクラクシリーズで統一することで、システム間連携の手間を減らせる
・バクラクを利用した知人から「使いやすい」「業務効率化につながった」といった評価を聞いていた
・創業当初からシステムインフラの基盤を整えておいたことで業務がスムーズに回っている
・AI-OCRの精度が高く、手入力の手間なく請求書や領収書をデータ化できている
・法人カードを付与することで立替精算が不要になり、従業員に金銭的な負担をかけることがない
株式会社PeopleXは、会社の業績向上のためのエンプロイーサクセスプラットフォーム「PeopleWork」や、企業と採用候補者双方に最適なマッチングを実現する人材紹介エージェンシー「PeopleAgent」の開発・運営などを行っています。
同社では創業当初からバクラクシリーズを導入し、バックオフィスのシステム化を進めた結果、従業員の負担少なく経理処理を行い、事業に集中できる基盤を構築しています。
今回は創業まもない段階でバクラクシリーズを導入いただいた理由や、スタートアップ企業がバックオフィスをシステム化することで得られる成果について、執行役員CFOの開田康志さんにお話を伺いました。
——創業まもない時期からバクラクシリーズを導入いただいていますが、バックオフィスのシステムに投資しようと考えた理由は何でしたか。
今後事業が拡大し、サービス追加やプラン変更なども想定される中で、決算の度に経理が長時間残業したり、数字にミスが出たりすることは避けたいと考えていました。
目の前の大変さを乗り切ることだけを考えると、バックオフィスオペレーションの仕事はどうしても苦しくなってしまう。業務が自転車操業のようにならないように準備をしておいて、少なくとも3年程度は心配がない体制を早くつくりたいという気持ちがありました。
将来を見据えてスケールできる準備を初期の頃から整えることが、結果的に事業の成長を後押しすることになるのではないか、と。
大変有難いことに資金調達も大きくすることができ、足元の費用を気にするよりは少し先の中長期を見据えて業務フローを整備していくことができる環境だったので、今回は上場も視野に入れた体制をつくれたと思います。
開田さんのプロフィール
慶應義塾大学経済学部卒業後、住友商事株式会社にて情報通信事業領域での事業開発、M&A、経営企画管理業務に従事。その後、米国スタンフォード大学留学、ミャンマーでの新規事業子会社設立、子会社コーポレート部門責任者を経て株式会社ユーザベース入社。SPEEDA事業コーポレート業務、ユーザベースグループ子会社ミーミルのコーポレート担当執行役員、ユーザベース SaaS事業 FP&A担当執行役員を経て、2024年9月に株式会社PeopleXに入社。
——その中でバクラクシリーズをお選びいただいた理由を教えてください。
バクラクを利用したことがある知人から、「使いやすい」「導入したことで業務がとても効率化した」という評判を聞いていました。
弊社の社員もさまざまな企業から転職してきていますので、どのようなシステムが使いやすいか、あるいは使いづらいかといった意見も聞いて決めています。
実際にバクラクの画面を見てみて、直感的にわかりやすい画面であること、AI-OCRの読み取り精度が高いことが最終の決め手になりました。
導入順序としては、会計ソフト(マネーフォワード クラウド会計)、その次に経費精算と選定したので、会計ソフトとスムーズに連携できる点も重視した点です。
(編集部注:マネーフォワードクラウド会計とはワンクリックでマスタや仕訳データを連携できます。)
——実際に使ってみていただいて、ご期待に応えられていますでしょうか。
AI-OCRについては、正確性が高く驚いています。他社の同じようなサービスを使っていたことがありますが、やはり間違いがあるものでした。ですが、バクラクの場合は今のところ、私が修正したことはありません。
従業員の中には経費精算に慣れている人もいれば苦手な人もいますが、バクラクは初見でもパパッと操作できるので「使い方がわからない」という問い合わせもないですね。
——バクラクビジネスカードもご導入いただいていますが、導入の決め手とご活用方法について教えてください。
経費精算や稟議申請、請求書支払も含め、使い勝手がよければできるだけ同じシリーズで統一した方がいいと思っていたので、自然と法人カードもバクラクに決めました。
さまざまな企業がコンパウンドに複数サービスを展開している中で、経費精算や稟議申請、法人カードなどをそれぞれ単一機能で選び、手間をかけて連携させるのは勿体ないのではないかと思います。
法人カードの主な利用用途としては、日々の支払いが多いマーケティングチームや一部のセールスメンバーに付与しています。事前申請をしてもらった上で、一定の上限金額を設けて使っています。
請求書や立替精算と比較して、リアルタイムで通知がくるので、現場で購買もしやすいですし、経理としても把握できるスピードが早いですね。
立替精算をすると、どうしても従業員の負担が大きくなりがちですが、そうした負担をかけずに済んでいます。
——創業当初からバックオフィスの業務フローを整備したことのメリットは感じられていますか。
事前の購買申請や、経費申請を提出しない人に対するリマインド業務はほぼすべての会社でありますよね。我々は創業当初、入社当初からバクラクを使って仕組み化しているのでそのようなことがかなり少ないと思います。
途中から業務フローを変更するとなると、変化に対応するのが難しいので、その点はよかったです。
人が手作業で頑張って対応していてもどこかで限界がくるか、人員が増えて逆にコストがかかりすぎてしまうことになりかねません。そうならないように、「急がば回れ」の精神で少し先を見据えてオペレーション構築していくことが、結果として事業の成長に資する考え方かなと思っています。
——今後の展望や、バックオフィスとして大事にされていきたいことはありますか。
一部構築途中の部分もありますが、コーポレートのシステムインフラに関しては一通りの基盤を整えてきましたので、あとは実際にシステムを運用していく中で細かい改善を行っていきます。
経理業務が改善されたことによって、従業員が事業に集中できるようになる、経営の意思決定のスピードや質が上がるなど、「どのように会社としての提供価値に結びつけていくか」を考えていきたいですね。
お客様や社会に対して、どれだけの価値を提供できているのか、それがすべての出発点であり、一番大事であるということは忘れないようにしたいと常に思っています。
また一般的に、新しいプロダクトをリリースしていくと、バックオフィスは長時間労働化したり、属人化したりして、人が辞めていくことも多いと思いますが、外部のパートナーさんも含めてうまく業務を分散し、上場に向けた体制を構築していきたいです。
多くの企業が“高精度”を謳う中、バクラクはAI-OCRの精度をはじめとするAI活用機能に強みを持っています。では、どのようにしてその強みを実現しているのか、他社サービスと比較してどのような違いがあるのか、解説します。
バクラク導入企業様の経理システム構成の事例をもとに、稟議から会計処理までの一気通貫したワークフローの実現方法や、システム選定のポイントをご紹介しています。