・明細連携が遅く、利用可能枠が十分ではなかった
・一回あたりの決済額が大きいクラウドサービスだと、既存の法人カードでは対応できなかった
・一回あたりの上限がないため、決済額が大きいクラウドサービスの決済にも対応できる
・3Dセキュア対応でどこでも使える
・導入しているバクラクシリーズが使いやすく、開発スピードが速い
・高額決済にも対応できる
・管理画面が使いやすく、タグ機能によって会計ソフトへの連携も優れている
「人類の創造力を加速する」というミッションを実現するため、バーチャルSNS「cluster」やメタバースプラットフォームの開発・運営を手掛けているクラスター株式会社では、高額決済に対応するためバクラクビジネスカードを導入しました。
同社で経理・法務の統括をされている執行役員CFOの宇佐美さんに、バクラクビジネスカード導入の決め手や使いやすさについてお話を伺いました。
ー 法人カードの利用についてはどのような課題がありましたか。
宇佐美さん:今までの法人カードですと、明細の連携が遅いので決算業務に支障が生じる点、それからスタートアップだとどうしても与信限度額が小さくなってしまう点が大きな課題でした。
そこで新しく出てきたバーチャルカードを導入することにしました。与信方法が違うことに起因して限度額が比較的大きく、明細は基本的に2、3営業日以内に連携されるためスムーズです。
ー バクラクビジネスカードについてはどのような点をご評価いただいたのでしょうか。
宇佐美さん:一つは、高額決済が可能という点です。バクラクビジネスカードは、バーチャルカードの中でも一回あたりの決済額に上限がない点が助かっています。
当社では、AWSなどクラウドサービスの決済額が大きくなっています。決済にあたってエラーが出ると事業に大きな影響が出てきてしまうため、そうしたリスクをできるだけ回避していきたいと思っていました。
二つ目は、3Dセキュア対応が非常に早かったことです。新幹線の決済やECサイトでの購入などで3Dセキュアが求められる場合でも利用できます。
三つ目は、バクラクシリーズの使いやすさや開発スピードへの信頼です。当社ではバクラクシリーズを導入しているので、ワークフローシステムの「バクラク申請」などと連携することで、将来的には業務フロー全体の効率化を図れそうだという期待があります。
ー バクラクビジネスカードの主な利用用途は何でしょうか。
宇佐美さん:AWSやGitHub、Jira Softwareなど、クレジットカード決済が可能な業務支援ツールがメインとなります。その他、物品購入にも利用しています。スタジオ機材などの備品を購入することも多くあるためです。今後は、必要に応じ、特定のイベントなどの括りでカードを発行することも検討しています。
ー バクラクビジネスカードは用途に応じていくつでもカード発行できますが、現在は何枚ほど発行されていますか。
宇佐美さん:十数枚ほどです。あまり多くのカードを発行してしまうと管理部門で把握できなくなってしまうため、適度な数に抑えた運用を想定しています。カード名の命名規則は、原則として「事業部門_支出内容」として管理しています。
カード所有者の登録にあたっては、管理部門も明細をきちんと把握できるように、担当者と管理部門を含めるようにしています。
(バクラクビジネスカード管理画面のイメージ画像)
ー 経理ご担当者としてバクラクビジネスカードを利用する際に、便利な機能はありますか。
宇佐美さん:少し細かい点になりますが、クレジットカードを複数枚発行したときに、会計上の債務残高がカードごとに分割されない点も使いやすいです。月1回のカードの支払い時に、支払額と債務残高を分かりやすいように1:1にできます。
最近、タグ機能(※)が追加されて、明細に反映できるのも使い勝手がいいと感じています。会計ソフトと連携した際に、部門や補助科目などのタグと決済を紐付けできるようになると連携がスムーズになり、管理部門の作業がかなり減らせそうです。
(※)管理画面上では、発行するカード名やカード所有者の他に、自由なタグを付与することができます。
ー 今後のバクラクビジネスカードに期待することはありますか。
宇佐美さん:一つは、不正検知ができることです。たとえば、短時間に連続で同じ金額の決済をするとアラート通知が届くなどの検知機能があると安心です。
レシートや領収書などの証憑収集の自動化と、稟議と支出の紐付けは今後開発予定と聞いていますので期待しています。
ー ありがとうございます。最後に、バクラクビジネスカードの導入を検討されている皆さまにメッセージをお願いします。
宇佐美さん:まず、法人カードを利用されていて明細の連携が遅いと感じている方や、決済上限金額が小さくて困っている方にはおすすめできると思います。
また決済に必要な情報の確認や、利用許可の設定・利用可能金額の設定が管理画面上でスムーズに確認できるため、金庫にカードを入れて管理していて、カードを使うときには経理担当者が番号を入力している、というような企業にとってもかなり便利になるはずです。
会計ソフト連携やクラウドサービスを活用して業務フローを設計している企業にとっても非常に使いやすいサービスです。