請求書の正しい宛名の書き方は?会社・個人による御中・様の使い方や封筒の書き方を紹介
- 記事公開日:
- 最終更新日:2024-12-27
- この記事の3つのポイント
- 請求書が法人・部署宛の場合は敬称を「御中」、個人宛の場合は「様」にする
- 正しい宛先や前株・後株を確認した上で、会社名や部署名を省略せず正式名称を記載する
- 封筒にも請求書と同様に宛名を記載し、表側に請求書同封の旨を明記もしくはスタンプで印字する
取引先への請求書を作成する際、正しい宛名の書き方がわからず悩むこともあるでしょう。宛名に不備があると、取引先にマイナスイメージを与えたり誤配につながったりする可能性があるため注意が必要です。
そこで本記事では、請求書の宛名の書き方や注意点について詳しく解説します。宛名に関するマナーを理解し、今後の業務にぜひお役立てください。
請求書の正しい宛名の書き方は?会社・個人による御中・様の使い方や封筒の書き方を紹介
請求書の宛名は御中・様どちらを使う?
請求書の宛名の書き方で迷いやすい点の一つに、敬称の使い分けが挙げられます。「御中」と「様」のどちらを使用するのが望ましいか、宛先別に見ていきましょう。
法人・部署宛なら御中を使う
企業や学校、公的機関などの法人もしくは部署宛に請求書を作成する際は「御中」を使用し「会社名 (部署名) 御中」の順で記載するのが一般的なマナーです。
たとえば送付先が「株式会社〇〇の経理部」の場合は「株式会社〇〇 経理部 御中」と記載しましょう。
個人宛なら様を使う
請求書が個人宛の場合は個人名のあとに「様」を使用するのが一般的ですが、医師や弁護士宛の場合は「先生」としても構いません。
たとえば送付先が「株式会社〇〇経理部の係長△△さん」の場合「株式会社〇〇 経理部係長△△様」と記載します。
宛名に使用する敬称は1種類のみで「御中」「様(先生)」の併用はしないことを留意しておきましょう。
殿・各位は使わない
請求書を送付する際、原則として「殿」や「各位」は使用しません。
「殿」は個人に使用する敬称の一つですが、目上の人が目下の人に対して用いるのが一般的です。
また「各位」は「社員各位」「会員各位」など、大勢いるうちの一人ひとりに宛てた敬称です。請求書は社内や部署内の全員が確認する書類ではないため、使用は不適切といえます。複数人に宛てる場合は、連名でそれぞれ「個人名 様」と記載しましょう。
請求書に宛名を書くときの注意点
請求書に宛名を書く際、注意すべきポイントがいくつかあります。宛名の不適切な請求書を送付することがないよう、事前に要点を押さえておきましょう。
あらかじめ正しい宛先を確認する
請求書の誤配を避けるために、正しい宛先をあらかじめ取引先に確認した上で送付してください。「営業戦略部」「営業企画部」などの細かい部署名に加え、個人宛の場合は担当者のフルネームを確認することも重要です。
特定の個人宛ではあるものの個人名がわからない場合は、会社名や部署名のあとに「ご担当者様」と記載しましょう。
略さずに正式名称を書く
送付先の会社名や部署名を省略して記載するのはマナー違反で、取引先にマイナスイメージを与える可能性があります。宛名の表記が長い場合も省略せず、前株か後株かに注意しつつ「株式会社〇〇」「〇〇株式会社」と正式名称を記載しましょう。
たとえば「販売促進部」を「販促部」と省略する、あるいは「株式会社α」を「株式会社アルファ」と誤表記するのは不適切なため注意してください。
メール件名に御中・様は不要
メールで請求書を送付する場合、件名に宛名を入力する必要はありません。件名は「〇年〇月分ご請求書」など、請求書の送付であることが一目でわかるようにし、本文の宛名に適切な敬称を記載しましょう。
請求書を郵送するときの封筒の宛名は?
請求書を郵送する場合は、郵便番号・住所とあわせて請求書と同じ宛名を封筒に記載してください。敬称も忘れず明記しましょう。
封筒の表側に「請求書在中」と明記する、またはスタンプを押せば、同封物が請求書であることを受け手が一目で判別できます。
請求書送付時の封筒選びや書き方について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
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請求書が法人・部署宛であれば「御中」、個人宛の場合は「様」を使用するのが宛名の一般的な決まりです。「殿」や「各位」などの敬称は使用を避け、会社名や部署名を省略せず正式名称で記載しましょう。
請求書をメールで送付する場合、件名に宛名を入力する必要はありません。郵送の場合は、封筒にも請求書と同様に宛名を記載し、請求書が同封されている旨を明記してください。
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