消込の流れと仕訳方法を入金・支払消込に分けてわかりやすく解説

店舗経営の効率化事例まとめ

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消込の流れと仕訳方法を入金・支払消込に分けてわかりやすく解説

消込の種類には入金消込と支払消込があり、いずれも帳簿上のお金の流れを正確に管理するために欠かせない業務です。

本記事では、消込の基本的な考え方から仕訳例、実務での処理手順までを解説します。消込業務を理解したい方は、参考にしてください。

消込の種類

消込には大きく分けて「入金消込」と「支払消込」の2種類があります。消込を正しく行うことで、売掛金や買掛金の残高を正確に把握でき、資金管理や取引先との信頼関係の維持にもつながります。

最初に、それぞれの消込の役割や特徴について見ていきましょう。また、消込とはなにかについて、仕訳例やポイントについては、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:消込とは?仕訳例やよくあるトラブル・正しく行うためのポイントを解説

入金消込

入金消込とは、取引先から実際に入金された金額と、請求書に記載した請求額を照合し、問題がなければ帳簿上の売掛金を消す作業です。売掛金は未回収の状態では企業の資金状況を正確に把握できないため、入金の都度、速やかに消込を行わなければいけません。

支払期限を過ぎても入金が確認できない場合は、取引先へ確認を行い、それでも入金されない場合には催促対応が必要です。

支払消込

支払消込とは、取引先から届いた請求書の金額と、実際に支払った金額を突き合わせ、問題がなければ帳簿上の買掛金を消す作業です。

取引先や案件が増えるほど消込作業は煩雑になりやすく、確認漏れや入力ミスが起こる可能性も高まるため、経理担当者には丁寧で正確な対応が求められます。

消込で使用する勘定科目

消込業務の際、帳簿では、取引に伴うお金の動きを「勘定科目」を使って記録・管理します。勘定科目は、取引内容を5つに分類し、それぞれの増減を借方と貸方に分けて整理します。

分類と消込で使用する主な勘定科目は、以下のとおりです。分類と仕訳を行うことで、取引の状況や未処理の債権・債務を正確に把握できます。

分類

内容例

主な勘定科目

仕訳上の増減

資産

現在保有している財産や将来入金される権利

現金

普通預金

売掛金

借方:増加

貸方:減少

負債

将来支払義務のある金額

買掛金

未払金

借入金

借方:減少

貸方:増加

純資産

返済義務のない自己資本

資本金

利益剰余金

借方:減少

貸方:増加

収益

事業活動によって得た収益

売上

受取利息

借方:減少

貸方:増加

費用

収益を得るために発生した支出

仕入高

外注費広告宣伝費

借方:増加

貸方:減少

消込は、入金時に売掛金を普通預金へ変更する仕訳をし、支払時には買掛金を減少させる仕訳を行います。勘定科目を正しく使い分ければ、帳簿上のお金の流れが明確になり、残高のズレや処理漏れの防止が可能です。

入金消込の流れと仕訳方法

入金消込は、売上計上から実際の入金確認までの一連の流れを正しく処理することで、完了します。入金消込の流れを2つのステップに分けて、具体的な仕訳例と合わせて見ていきましょう。

ステップ1:商品の提供が完了したとき

商品が発注され、引き渡しやサービスの提供が完了した時点で、売上が発生します。ただし、代金の回収はまだされていないため、帳簿上での処理は、売掛金です。

たとえば、取引先に対して5万円の商品を掛取引で販売した場合、将来入金される権利として売掛金を計上します。この仕訳により「商品は販売済みだが、代金は未回収である」という状態を帳簿に反映できます。

<売掛金を計上した際の仕訳例>

借方

貸方

売掛金

50,000円

売上

50,000円

ステップ2:実際に入金されたとき

入金予定日に入金を確認したら、次に行う作業は、入金消込処理です。請求内容と入金額を照合し、金額に相違がなければ帳簿上の売掛金を消して、普通預金などの勘定科目へ振り替えます。

たとえば売掛金として計上していた5万円が普通預金口座に入金された場合は、売掛金の残高を消し、預金残高を増やす仕訳を行います。

<売掛金を消し込む際の仕訳例>

借方

貸方

普通預金

50,000円

売掛金

50,000円

支払消込の流れと仕訳方法

支払消込は、仕入時に計上した買掛金を、実際の支払完了後に帳簿から消す処理です。支払消込の流れを2ステップで見ていきましょう。

ステップ1:仕入れを行ったとき

掛取引で仕入れを行った場合、代金は後日支払うため、仕入れの時点では買掛金として処理します。買掛金は将来支払う義務のある負債に該当し、仕入高と合わせて帳簿に記録しましょう。

たとえば取引先から5万円の商品を掛取引で仕入れた場合、仕入れが発生したタイミングで以下のように仕訳を行います。

<買掛金を計上した際の仕訳例>

借方

貸方

仕入高

50,000円

買掛金

50,000円

ステップ2:実際に支払いをしたとき

請求書に記載された支払期限までに代金を支払ったら、支払消込の処理を行います。支払いによって買掛金は減少するため、帳簿上では買掛金を借方に、支払いに使用した預金を貸方に記載しましょう。

たとえば普通預金口座から買掛金5万円を振り込んだ場合の仕訳は、以下のとおりです。

<買掛金を消し込む際の仕訳例>

借方

貸方

買掛金

50,000円

普通預金

50,000円

消込業務を行う2つの方法

消込業務を行う方法は、主に以下の2つです。

  • Excelの利用
  • システムの利用

Excelを使用した場合と、システムを使用した場合のそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

Excelを使用する

Excelは、多くの企業で利用されている表計算ソフトです。関数やフィルター機能を活用したり、マクロを使ったりすれば、定型作業を自動化できます。取引件数が少ない場合や、消込業務を簡易的に管理したい企業にとっては導入しやすい方法といえるでしょう。

Excelのメリットは、以下のとおりです。

  • 導入コストが低い
  • 一部作業を自動化できる
  • 自社に合わせて柔軟に管理できる

一方で、入力ミスや確認漏れが起こりやすく、マクロなどは属人化しやすいデメリットもあります。取引が増えるほど管理が煩雑になりやすいため、運用ルールの明確化が欠かせません。

システムを使用する

会計システムや消込対応のツールを使用すれば、仕訳作成から入金・支払消込までの一連の経理業務を効率化できます。銀行口座の入出金データを自動で取り込めるものも多く、請求情報との照合や消込処理を自動化できる点が特徴です。

取引件数が多い企業や、消込業務の正確性とスピードを重視したい場合に適しています。システムを使用するメリットは、以下のとおりです。

  • 消込作業を高い精度で自動化できる
  • 入力ミスや確認漏れを防ぎやすい
  • 業務の標準化により属人化を防げる

一方で、システムの導入や運用には費用がかかり、初期設定や担当者への教育が必要になる点はデメリットといえるでしょう。またすべてのシステムに消込機能が備わっているとは限らないため、自社の業務内容に対応しているか事前に確認することが重要です。

消込を自動化したいなら「バクラク債権管理」がおすすめ

消込の種類は、入金消込と支払消込に分かれており、それぞれ売掛金・買掛金を処理して、帳簿の整合性を保ちます。Excelでも消込は可能ですが、取引件数が増えるほど手作業によるミスや属人化のリスクが高まります。

消込業務を効率化し、正確性を高めたい場合は、システムによる自動化が有効です。消込業務の負担やミスを減らしたい企業には、バクラク債権管理をぜひ活用してみてください。

バクラク債権管理では複数の入金と請求をゼロクリックで自動マッチングし、一括で消込処理が可能です。さらに、あらかじめ設定したルールに基づいて、入金や消込のタイミングで仕訳を自動作成できるため、経理担当者の作業時間を大幅に削減できます。

また部分消込や振込手数料などの差額にも対応しており、実務で発生しがちなイレギュラーなケースでも柔軟に処理できます。

Excel管理に限界を感じている場合や、消込業務を正確かつ効率的に行いたい場合は、ぜひ以下のページからバクラク債権管理の詳細をご確認ください。

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「バクラク債権管理」は、債権管理業務の負担を減らし、債権回収を加速させるシステムです。入金と請求の自動照合、AIによる消込提案、仕訳データの自動生成などの機能により、債権管理にかかる工数を大幅に削減します。

また、「バクラク請求書発行」と併用することで、請求書発行から督促までのプロセスを一気通貫で効率化でき、経理担当者はもちろん、現場社員の負担も軽減します。