請求書のサイズはどれが一般的?用紙や封筒の色・形状の選び方も解説
- 記事公開日:
- 最終更新日:2025-05-13
- この記事の3つのポイント
- 請求書の用紙サイズに決まりはないが、A4サイズを使用するのが一般的である
- 長期保存に対応するためにも、用紙の厚みは長期保存が可能な耐久性のある普通紙以上がおすすめ
- 使用される封筒は角形2号と長形3号の2種類で、色は白か薄い青が一般的である
請求書は取引における重要な書類のため、請求書の作成と送付には細心の注意を払わなくてはなりません。しかし、適切な請求書のサイズや用紙などがわからない方もいるでしょう。
本記事では、請求書の一般的なサイズや、用紙・封筒の選び方について詳しく解説します。
請求書のサイズはどれが一般的?用紙や封筒の色・形状の選び方も解説
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請求書を印刷する用紙のサイズ
請求書を印刷する用紙のサイズは、特に決まっていません。
しかし多くの企業は、ビジネス上の慣行や実用性の面から、A4(210mm×297mm)サイズを採用しています。A4サイズは十分な大きさがあり、情報量が多くても見やすく、ほとんどのプリンターやコピー機に対応しているため、取り扱いが容易です。
取引先との特別な取り決めがある場合や、業界特有の慣習がある場合には、B5サイズ(182mm×257mm)やA5サイズ(148mm×210mm)を使用することもあります。情報量の少ない請求書や、保管スペースに制限がある場合に使用すると便利な用紙サイズです。
以下の記事では、インボイス制度の概要や影響を図解で解説しています。ぜひ参考にしてください。
関連記事:インボイス制度とは?意味や概要、対象となる事業者への影響を図解でわかりやすく解説
請求書を印刷する用紙の選び方
請求書を印刷する用紙の種類や厚みについて簡単に解説します。
用紙の種類
請求書を印刷する際の用紙の選び方に特に厳密な規定はありませんが、手軽で扱いやすい普通紙(コピー用紙)の使用が一般的です。普通紙のほかには、上質紙や再生紙があります。
普通紙は、コストが低く日常的な印刷や請求書作成に向いているでしょう。
上質紙は普通紙よりも厚みがあり、手触りが滑らかで高級感があります。重要な取引先や特別な場面で使用するのにおすすめです。
一方、再生紙は上質紙よりも用紙の白さが劣ります。しかし、再生紙は環境に配慮しているため、エコ志向の企業やCSR活動を重視する企業に好まれるでしょう。
用紙の厚み
請求書の用紙を選ぶ際は、厚みにも着目しましょう。法律で定められた請求書の保管期間は、法人が7年間、個人事業主が5年間です。保管期間を満たすためには、長期保存が可能な耐久性のある用紙を選択する必要があります。
一般的に、普通紙の厚さを基準とし、それよりも薄い用紙は避けてください。薄すぎる用紙は時間の経過とともに劣化しやすく、破れや折れ、インクのにじみなどが生じるケースがあります。普通紙と同等か、それ以上の厚みをもつ用紙を選択しましょう。
請求書の保管期間や請求書を印刷する方法について詳しく知りたい方は、関連記事をご参照ください。
請求書を入れる封筒のサイズや色・形状は?
請求書を入れる封筒のサイズや色・形状についても確認していきましょう。
封筒のサイズ
請求書を送付する際の封筒選びにも特定の規則はありませんが、一般的に使用されるのは角形2号と長形3号の2種類です。
角形2号(332mm×240mm)は、A4用紙を折らずにそのまま入れられます。書類の折り目がつかないため、公式性の高い文書や複数枚の請求書、クリアファイルに入れた書類を送る場合に適しています。
一方、長形3号(235mm×120mm)は、A4用紙を三つ折りにして入れられるサイズです。コンパクトで郵送コストを抑えられるため、1枚程度の請求書を送る際によく使用されます。
どちらを選ぶかは、送付する請求書の枚数や取引先との関係性、自社のイメージなどを考慮して決定するとよいでしょう。
封筒の色
一般的に、白色や薄い青色の封筒が多く使用されています。請求書在中であることがわかりやすく、宛名や差出人情報が読みやすいためです。茶色の封筒も使用可能ですが、やや非公式な印象を与える場合があります。
文字が見えにくくなる濃い色や、ビジネスの場にそぐわない派手な色は避けるのが一般的です。受け取り手にとってのわかりやすさと、ビジネスにおける適切さを考慮して封筒の色を選びましょう。
封筒の形状
封筒の形状については、縦型と横型のどちらを選んでも問題ありません。どちらの形状も一般的に使用されており、受け取り手に違和感を与えることはないでしょう。
一方で、効率性を重視する場合は、窓空き封筒の使用がおすすめです。窓空き封筒とは、透明なフィルム部分を通して中の書類に印刷された宛名が見えるようになっている封筒のことで、封筒への宛名書きや印刷の手間を省けます。
ただし、通常の封筒と比べてコストが若干高くなる点に注意が必要です。業務効率とコストのバランスを考慮して選択しましょう。
封筒の選び方や請求書の送付状の書き方については、以下の関連記事をご一読ください。
関連記事:請求書の送付状の書き方を解説【すぐに使える例文&テンプレート付き】
関連記事:適格請求書とは?概要や書き方(見本付き)をわかりやすく解説
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請求書のサイズはA4、用紙の種類は普通紙が一般的です。長期保存を考慮し、厚みは普通紙以上のものを選びましょう。
封筒は、白や薄い青の角形2号や長形3号がおすすめです。形状は縦型・横型どちらでも問題ありません。
窓空き封筒を使用すると宛名書きの手間が省けます。しかし、請求書を印刷・郵送するといった業務自体を負担に感じている方には、バクラク請求書発行の導入がおすすめです。
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