請求書を催促するメールの文例を紹介!発送が遅い取引先への確認メッセージの書き方

取引先から請求書がまだ届いていない場合、催促や確認を促すメールの書き方やポイントを解説します。失礼がないよう、そのまま使える例文や、請求書の受領漏れをなくすにはどうしたら良いかも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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請求書を催促するメールの文例を紹介!発送が遅い取引先への確認メッセージの書き方

請求書の催促メールを送る際のポイント

取引先から請求書が届かない場合に、確認や催促の連絡をメールで送る際に知っておくべきポイントとステップを解説します。

催促のメールを書く際には、基本的なビジネスマナーやメールの書き方を押さえておかないと、取引先との関係が悪化してしまうケースがあります。特に請求書の催促はセンシティブな連絡であるため、メールの書き方には充分な配慮が必要です。ここでは、気を付けたいポイントを5つ紹介します。

1.締日よりできるだけ早くメール連絡する

締日にまだ余裕のある場には、「いつもより遅いけれど、まだ期日ではないから」などと催促をためらわず、できるだけ早くメール連絡をしましょう。「本メールと行き違いで、すでにご送付いただいている場合はご容赦のほどお願い申し上げます」などとお詫びを添えて、請求書が発送済みかどうかを確認するメールを送付すれば問題ありません。

先方が忘れていた場合や再発行・再送付しなければいけない場合は、手間がかかるため、受け取るタイミングが重要です。もしこのままだと締日に間に合わないなど緊急性が高い場合は、関係性に応じて電話やチャットツールなどでの連絡もメールと共に行いましょう。

2.未着の背景や理由を考慮した内容にする

請求書が未着の場合は、相手側に不備がある可能性が高いと感じると、つい高圧的な文面になりがちです。実際に取引先で発行手続きが滞っていたり、社内での伝達ミスが起きていたりする場合もありますが、もしかすると誤配送や遅延など郵便に関するトラブルの場合もあるかもしれません。

そのため、請求書の到着が遅い背景や理由をさまざまに想定し、事情を考慮してメールの文面を考える必要があります。今後も取引先との良好な関係をキープするためにも、メールを作成したら相手のミスだと決めつけて責めるトーンになっていないか、確認してから送信するようにしましょう。

3.配慮した言葉や表現で書く

「請求書送付をお忘れですか?」「請求書の到着が遅れています」などの、直接的すぎる言葉遣いや表現は、相手に不快な印象を与える可能性があります。強い文体にならないように「ご面倒をおかけします」や「お忙しいところ恐れ入ります」などのクッション言葉をうまく使い、配慮した表現を心がけましょう。

「◯月分の請求書ですが、本日10時現在、弊社にて確認ができておりません。お手数をおかけしますが、一度ご確認いただけますと幸いです」などマイルドな表現で前置きをし、「本メールと行き違いになった場合は、何卒ご容赦のほどお願い申し上げます」など、行き違いになったときのお詫びも入れるのがポイントです。

4.簡潔で分かりやすい件名にする

件名は「◯月分請求書 送付確認のお願い」など、開封する前に要件が分かるシンプルさが重要です。

【重要】【至急】などを件名の最初に入れて「【至急】◯月分請求書 送付確認のお願い」などとすると、急ぎの要件だと相手に伝わりやすくなりますが、相手に不快感を与える恐れもあります。

しかし、請求書の担当者が誰だか分からず、「ご担当者様」宛に送る場合は、対応の優先順位が上がるため良いかもしれません。自社と送付先の関係性を考慮して都度適切に判断しましょう。

5.期日と入金が遅れるリスクを明確に伝える

いつまでに届かないと、支払いが遅くなってしまう恐れがあるのか、何日に届くと何日の支払いになるのか、締日と請求書が未着の際のリスクを簡潔に、明確に伝えるのがポイントです。

「請求書の到着が◯月◯日を過ぎると、お支払いが翌月の対応になってしまいます。未発送の場合は本日中にご確認いただき、まずは◯月◯日までにメールで送付の上、◯月◯日までにご郵送いただきたく存じます」などと具体的に伝えると良いでしょう。

【例文】請求書の催促メールの書き方

実際にどのような催促メールを送ると良いのか、書き方のコツや注意点を踏まえた例文(テンプレート)を紹介します。請求書の催促メールを送信する際はぜひ参考にしてください。

文例1.急ぎで請求書が必要な場合

近年は、原本なしでPDF送付のみで可能な場合もあります。電子印鑑などにも言及し、相手がすぐ対応できるように送付日、必要事項を漏れなく簡潔に記載した例文を記載するので参考にしてください。

件名:○月分請求書・送付確認のお願い

本文:

○○社(※取引先社名・担当部署名を記入)
ご担当者様

いつも大変お世話になっております。
○○社(自社名)の○○(経理担当など)の○○(差出人名)と申します。

恐れ入りますが、御社の○月分の請求書につきまして、弊社での受領をまだ確認できていないようです。

お手数をおかけしますが、請求書の発行および送付状況のご確認をお願いできますでしょうか。

請求書は、請求者の名前、取引年月日、取引内容、金額、事業者名、請求書番号などを記入の上、

電子印鑑や署名などでご対応いただければPDF送付のみで構いません。

○月○日までに送付お願いできますと幸いです。

本メールと行き違いで請求書をご送付いただいている場合は、ご放念くださいませ。

何かご不明な点がございましたら、いつでもご連絡くださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします。

文例2.期日を知らせるリマインドメールの場合

催促メールを送る前に、期日に余裕を持ってリマインドメールを送っておくとどちらも慌てずに済みます。請求書のリマインドメールは、期日の3日前頃を目安に送信すると良いでしょう。

件名:【リマインド】○月分請求書送付のお願い

本文:

○○社(※取引先社名・担当部署名を記入)
ご担当者様

いつも大変お世話になっております。
○○社(自社名)の○○(経理担当など)の○○(差出人名)です。

○月分の請求書につきまして、期日が近づいてまいりましたので、

念の為、請求書送付のお願いを送らせていただきます。

○月○日までに弊社に届くよう、請求書の送付をお願いできますと幸いです。

なお、本メールと行き違いで送付いただいている場合は、ご容赦いただけますと幸いです。

請求内容は先月と同様で特に変更点はないかと存じますが、

何かご不明な点がございましたら、いつでもご連絡くださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします。

文例3.催促メールを再送する場合

催促メールに返信がなかった場合は、【至急】など確認を急ぐ催促メールを再送しましょう。急ぎの場合は、特に文面を熟考し、感じが悪くならないよう配慮して書くのがポイントです。

​​件名:【至急】○月分請求書・送付のお願い

本文:

○○社(※取引先社名・担当部署名を記入)
ご担当者様

いつもお世話になっております。
○○社(自社名)の○○(経理担当など)の○○(差出人名)と申します。

○月分の請求書につきまして、先日○月○日に確認のお願いメールを送付させていただきましたが、

○月○日○時時点で請求書が未着のようですので、ご連絡させていただきました。

お電話でも連絡させていただきましたが、ご不在でしたので、まずはメールを再送させていただきます。

ご多忙の折、恐縮ですが○月中の処理のため、○月○日までに弊社まで送付お願いできますと幸いです。

なお、本メールと行き違いですでに送付いただいている場合は、ご容赦いただきますようお願い申し上げます。

どうぞよろしくお願いします。

請求書の受領漏れをなくすには?

請求書の受領漏れがあった場合の原因の把握、未着の場合でも支払準備を進めること、請求書の受領漏れを防止する対策を解説します。

原因の把握:考えられる可能性と状況

まずは請求書の受領漏れで考えられる可能性と状況を考慮し、原因を把握しましょう。

2023年10月より施行されたインボイス制度や電子帳簿保存法の開始で、適格請求書の発行と保存が求められるようになりました。受取側でも確認の工数が増大しましたが、請求書の受領漏れや支払い漏れも頻発しがちです。取引先にも同様の状況が起きているかもしれません。

また、自社でミスが起きている可能性も考慮しておく必要があります。ほかの書類に埋もれている、担当者の変更など社内の伝達ミスにより、先方が請求書発行の連絡を受け取れていないケースもあるでしょう。さらに、先方は送付済みであっても、誤配送や遅延など郵便トラブルが発生しているかもしれません。

対応:請求書が未着でも支払準備を進める

取引先から請求書が届かなくても、法的には支払いの義務があることも留意しておきましょう。請求書発行義務はありませんが、電子帳簿保存法で、取引先は請求書を一定の方法で保存する義務があります。

また請求書の有無に関わらず、下請代金の支払期日は、下請代金支払遅延等防止法第二条の二によって「商品やサービスを受けた日から起算して60日以内」とされていることも覚えておきましょう。

対策:請求書の受領漏れを防止する

受領漏れに気付くのが遅れた際のリスクとして、丁寧な文面で配慮の行き届いた催促メールを送るなど、コミュニケーションの手間もかかってしまうことも挙げられます。

受領漏れを防ぐには、経理担当者の業務フローを改善し、社内のチェック体制を強化するなどの対応も必要となります。

自社に合った、適切な請求書管理システムの導入がおすすめです。

まとめ

請求書を催促するメールを送るときのポイントや、具体的なメールの例文を3パターン紹介しました。適切なシステムを導入すれば、請求書管理や支払いなどの業務を自動化し、早く正確に対応できます。

「バクラク請求書発行」は、稟議から仕訳、支払、管理などの一連のフローがしっかり連携し、インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応しています。請求書管理に便利な「バクラク請求書受取機能」も充実しています。

毎月の請求書の催促に悩んでいる場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

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