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経費精算における消費税の扱いは?インボイス制度における消費税の計算方法も解説!

インボイス制度の導入により、経費精算における消費税の扱いが複雑になりました。この記事では、経費精算における消費税の扱いについて触れたうえで、インボイス制度における消費税の計算方法について解説します。インボイス制度に対応して消費税を適切に計算するために、ぜひ役立ててください。

経費精算における消費税の扱いは?インボイス制度における消費税の計算方法も解説!

経費精算における消費税の扱い

経費精算で消費税はどのように扱われているのでしょうか。ここでは、経費精算における消費税の扱いについて解説します。

仕入税額控除により重複を防ぐ

消費税の二重課税を防ぐための仕組みとして、仕入税額控除があります。売上時に預かった消費税から、仕入れ時に支払った消費税を引く方法です。ただし、仕入税額控除をするには条件があります。具体的には、適格請求書発行事業者の登録申請をした課税事業者で、売り手からインボイス(適格請求書)が発行されていることです。

一定の条件を満たすと免除される

一定の条件を満たす場合、消費税を納める義務が免除されます。消費税を納めなくてもよい事業者は、免税事業者とよばれています。免税事業者になる条件は、課税期間の基準期間中において、課税売上高が1,000万円以下であることです。

ただし、基本の条件を満たしている場合でも、特定期間の課税売上高または給与の支払額が1,000万円を超えているなら納税の義務が生じます。免税事業者に該当するかどうかは、慎重な判断が必要なケースもあります。

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インボイス制度における消費税の計算方法

インボイス制度において、消費税はどのように計算すればよいのでしょうか。ここでは、消費税の計算方法について解説します。

総計を出してから端数処理をする

消費税を計算する際は、税率ごとに総計を出してから税率をかけ、端数処理をします。従来は商品やサービスごとに消費税を計算して端数処理をしていましたが、インボイス制度においては、総計を出して消費税を計算したうえで、端数処理をする方法が認められています。

1つのインボイス(適格請求書)の中に、標準税率10%と軽減税率8%が混在する場合も同様です。最初に各税率で消費税を計算して端数処理をして、それぞれの合計金額を算出します。

2種類の方法から計算方法を選べる

インボイス制度における消費税の計算方法は、2種類から選択可能です。以下では、具体的な計算方法について解説します。

積上げ計算

積上げ計算は、インボイス(適格請求書)に記載されている消費税額を積み上げて計算していく方法です。インボイス(適格請求書)に記載されている消費税額の合計に78/100をかけて計算します。売上で消費税が発生するたびにその金額を足して計算しても構いません。

積上げ計算を採用するなら、売上と仕入の両方に適用する必要があります。一方のみの選択は認められないため、注意しましょう。

割戻し計算

割戻し計算は、年間の総売上をもとに消費税を計算し、税額を割り出す方法です。標準税率なら7.8/110、軽減税率なら6.24/108を課税標準額にかけて税額を算出します。

割戻し計算は従来から認められている計算方法です。積上げ計算と割戻し計算のどちらを選択するかによって税額は変化します。状況に応じて最適なほうを選択するには、専門家への相談も必要です。

まとめ

インボイス制度が開始し、経費精算における消費税の計算が複雑になっています。正しく消費税を計算するには、細かいルールをよく理解して対応することが大切です。今回解説した内容を参考にしながら、正しい理解のもとで経費精算を進めてください。

バクラクは、申請者や経理担当者のミスを防止する機能があるシステムです。インボイス制度や電子帳簿保存法に対応しており、経費申請の全体の流れを効率化できます。複雑な経費精算をスムーズに進めやすくなるため、ぜひご活用ください。

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