銀行振込における領収書の扱いとは?振込明細書との違いを解説
- 記事公開日:
- 最終更新日:2024-09-06
領収書は、商品やサービスの代金を受け取った際に発行する書類です。銀行振込で商品やサービスの代金が支払われた場合、領収書の扱いはどうなるのでしょうか。この記事では、銀行振込における領収書の扱いについて詳しく解説します。領収書の書き方や注意点なども解説するため、ぜひ役立ててください。
銀行振込における領収書の扱いとは?振込明細書との違いを解説
銀行振込における領収書の扱い
領収書とは、金銭のやり取りを証明するための書類です。たとえば、商品やサービスの代金が支払われたら、金銭を受け取る側が領収書を発行します。領収書は、基本的に金銭のやり取りと同時に発行しなければなりません。
銀行振込で代金を受け取った場合も、支払う側から領収書の発行を依頼されたら対応する必要があります。ただし、銀行振込による支払いに対して、領収書を発行する作業には手間がかかるため、銀行の振込明細書を領収書の代わりとするケースも多いです。
なお、銀行振込では銀行を介して金銭をやり取りしますが、銀行は領収書の発行には対応できません。銀行は代金を受け取っているわけではなく、支払う側から受け取る側へ送金するサービスを提供しているだけだからです。
再発行の義務はない
銀行振込による代金の支払いに対して領収書を発行した後、紛失などの理由により再発行を依頼されるケースもあります。しかし、金銭を受け取る側に再発行の義務はなく、対応しなくても問題はありません。安易に領収書を再発行すると、二重請求や架空請求などに悪用される恐れもあります。よって、トラブルを回避するために領収書の再発行には対応しない会社も多いです。
書類の発行を強く求められた際は、購入証明書や支払証明書などの発行を提案しましょう。購入証明書や支払証明書などには購入日時や金額が記載されているため、領収書に近い内容を証明できます。領収書そのものを再発行するなら、慎重な対応が必要です。たとえば、領収書が破れたために再発行が必要な場合は、破損した領収書との引き換えを再発行の条件にするとよいでしょう。
銀行振込の振込明細書は領収書の代わりになるのか
振込明細書とは、銀行振込された金銭を銀行が受取人に対して送金した事実を示す書類です。税務上、振込明細書は領収書の代わりに利用できるとされています。そのため、領収書の再発行を依頼されたときは、振込明細書が領収書の代わりになると先方へ説明することも可能です。
まとめ
銀行振込で商品やサービスの代金が支払われた場合、要望があれば領収書の発行が必要です。ただし、領収書の代わりとして銀行振込の振込明細書を利用できます。領収書を再発行するとトラブルにつながるリスクがあるため、慎重に対応しましょう。
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